「判断の遅延」をする勇気を持ち、思考にブーストを掛けよう!【マインドマップ1年生!】
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「判断の遅延」って言葉、知っていますか?
いつもお世話になっている、アイデア創発の専門家、石井さんブログにもちらっと名前が上がっています。専門的な話で、私には難しくてちょっと理解し切れてませんがご紹介。
 ■判断遅延(批判禁止)と創造的退行。ガルシア=マルケスのブレストからの考察。: 石井力重の活動報告

ブレインストーミングのルールの一つ、「Defer Judgement」が「判断の遅延」。批判禁止とも訳されるそうです。ブレストのルールの話はこの辺りに。
 ■ブレスト、4つのルール: 石井力重の活動報告
この記事だと、「判断の遅延」について「ネガティブな判断を遅延しよう(批判をしないようにしよう)」と書かれてますね。

「判断の遅延」という言葉がキーフレーズとして飛び交う場にいる今日この頃、私なりに「判断の遅延」について考えてみました。

「判断の遅延」ってなんだろう?


「判断の遅延」の意味としては、先に書いたように「ネガティブな判断を遅延しよう(批判をしないようにしよう)」ということになるんですが、もう少し事例を挙げて掘り下げてみます。

新しいアイデア、発想、夢、目標。これらを、マインドマップ・智慧カード・その他諸々の手法を使って、もしくは自分の頭から生み出すとします。
ここではまず、マインドマップを使った例を挙げて話を進めますね。



マインドマップを書いている場合にたまに聞かれる声として、こんなものがあります。
「発想が広がらない、自分は発想が貧困なんだ…」
「マインドマップのどこに言葉を載せればいいのかが分からない!」
「単語で書くことが怖い。文章で書かないと心配になる」
 ※単語で書くことについては、マインドマップはなんで単語で言葉を載せるの?の記事を参考
これらは、多かれ少なかれ「判断の遅延が出来ていない」ことが影響を及ぼしているのではないかと思います。
そもそもこういった声は、いわゆる「思考の発散」段階で出て来がちです。
思考の発散とは、自分の思考を洗い出す段階。思い付きや考え、自分の頭の中をガシガシとマインドマップに書いて、思考を紙の上に載せていくステップのことです。

この「思考の発散」の段階の禁止事項は、ブレインストーミングの禁止事項と同じ。すなわち、「否定しない・批判しない」がルールです。
否定や批判をこの段階でしてしまうことはつまり、「発散して出てきた内容の是非・成否を、発散したその場で判断してしまう」ことに繋がります。実はこれには大きな問題があるのです。
それは、「発散時点でその内容の是非・成否を判断することで、その内容の可能性を見逃してしまう」ということ。

頭の中にあることを洗い出している段階で、その洗い出した結果が正しいのかそうでないのか?ということを判断してしまうのは、とても勿体無いことです。
もしかすると、後から出てきたものと組み合わせることが出来るかもしれない。出したその時には気がつかなかった視点を見い出せるかもしれない。
洗い出しきった後、洗いだした物全てを俯瞰して、全体的な関係性から「それはどのようなものか?」という判断をすべきだと思うのです。

すなわち、「洗い出しきった後に判断をする(ネガティブな判断は後で行う)」「発散時に批判をしない」ということが「判断の遅延」なわけですね。
「判断の先送り」と言うと分かりやすいかもしれません。

「判断の遅延」は何故出来ない?


さて、先に上げた声の3つ全てが「判断の遅延が出来ていないことが影響を及ぼしている」のは何故でしょうか。
これら3つは全て、発散段階で「正しいことを、適切な場所にしか書いてはいけない」と思ってしまう、つまり「発散時に判断を行ってしまう」ことが影響したために出てきてしまう声です。
おおまかに言うと、こんな感じでしょうか。
・発想が広がらない →発散段階で出した物が正しいかどうかを判断してしまう(正当性の判断)
・単語を書く位置に迷う →正しい場所を探し、そこに置こうとしてしまう(構造の判断)
・単語が怖い →文章を、後で正しく再現しないといけないと思ってしまう(再現レベルの判断)
これらで「判断の遅延」を行うと、こうなります。
・発想が広がらない →その内容が正しいかどうかを判断するのは後!
・単語を載せる位置に迷う →内容が出てきたことが大事、関係性を判断するのは後!
・単語が怖い →全く同じ文章を再現する必要はない、内容の概要が掴めればよし!
とにかく書くときは書くことに意識を向ける、集中する。
発散時にあれこれと判断しようとするから、文字を書く手が止まり、何を書けばいいか困り、自分の思考に自信が持てなくなる、わけです。

例をマインドマップで挙げていますが、これは勿論マインドマップに限った話ではないですね。
箇条書きだろうが、デジタル入力だろうが、会議の発言だろうが、「発散時に判断をしない」ことは重要です。

慣れないとどうしても、発散の段階で「これでいいのかな。これって合ってるの?こんなことを考えても仕方がないし…」と考えてしまいがちです。
これは何故かというと、よくある「人から批判されることへの恐怖」と合わせて、「整った情報でないとダメだという思い込み」がブレーキになっていることが多いのではないかと思います。
日本語として整っている文章で思考を整理しなければならない。思考は綺麗に構造化されて整理されていなければならない…。
でも、本当にそうでしょうか?

結果が出ればよし、と開き直ろう


最終的な結果・結論は、論理的な構造をしていて、内容が明確で、文章は読みやすく分かりやすく、正しい文法で書かれている必要があるかもしれません。
でも、それはあくまでも「結論段階」で求められるべきことであって、発散段階でそんなことをする必要は全くないと思っています。
発散とは、結論を導き出すためのヒントのカケラ作りのようなものです。カケラを磨き上げるのは、最後の最後でいいのです。
ある意味、判断の遅延が出来ない人は、とても几帳面で丁寧な人なのかもしれません。けれども、全てのことを一から十まで几帳面に行う必要はありません。

ご飯を炊くのに、お米を一粒ずつ研ぐ人はいませんし、一粒ずつ研がなかったことを責める人もいませんし、炊き上がったご飯を食べて「これは一粒ずつ研いだ米だ!」と分かる人もいないのです。求める結果は美味しいご飯が食べられることであって、米の研ぎ方ではありませんよね。

判断の遅延をするということは、もしかするととて抵抗を感じてしまう人もいるのかもしれません。
けれども、判断の遅延をする勇気を持つことで、思考の発散にストップを掛けない=思考にブーストを掛けることが可能になります
ブーストは、単純にスピードの話でもあるし、最終的な結論の質の向上でもあります。

どんな手法を使ったとしても、共通して言えることだと感じます。
まずはとにかく、思考を洗い出すことに注力する!判断は後!目のつくところにぺたっと付箋で「批判はしない」と貼って、意識できるようにしておくのもいいかもしれませんね。
いつも批判をしているなあ、判断しているなあ、と感じた方は、是非騙されたと思って、「判断の遅延」を意識してみるといいと思います!

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編集メモ




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