2011年02月【マインドマップ1年生!】
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図らずも今月はEvernote強化月間になりまして、先日の「EVERNOTE情報整理術」に続き、こちらの「EVERNOTE超知的生産術」を読みました。
ちなみに「EVERNOTE情報整理術」の読後感想はこちら→■悩めるあなたに「EVERNOTE情報整理術」を

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「EVERNOTE情報整理術」はブログにも書いたように、「Evernoteがどういうものかは理解しているんだけれど、活用しきれてないんだよね…」という方にオススメしたい、とても実用的でかつ実践的な一冊でした。
では、「EVERNOTE超知的生産術」はどうだったのか?
一言で言うならば「EVERNOTE本の皮を被った別物だった」が一番しっくり来ます。

タイトル通り、「知的生産の技術」すなわち「新しい情報を作り出す」ためのEvernoteの使い方に特化した一冊です。しかしてその特化内容が、私の業務と好みとに合致しており、それ故に「こ、これだ…!」と電撃が走ったのでした。
twitterでも読後にツイートしたのですが、兎にも角にも私好みの情報盛りだくさんで、たまらないなあ!とゴロゴロ転がりたくなるような内容でした。

Evernote本と思って読むと、期待とは違う内容であるかもしれません。まさに「EVERNOTE本の皮を被った別物」だからです。
しかしだからこそ、Evernoteが広まっている今、読むべき内容であると言えるかもしれません。Evernoteをただの物置にしてしまわないためにも。

Evernoteとマインドマップは同じなのかもしれない


本書内で「1枚1事の原則」というものが紹介されています。「一枚のノートにはひとつのことを書く」という原則です。
一枚のノートに一つ一つ独立した情報を持たせることで、それらの情報同士を組み合わせやすくなり、結果、新しいアイデア・発想が生まれやすくなります。

これを読んで、「あっ!」と思ったのです。これ、似てると思いませんか?
そう、「マインドマップのブランチの上には、単語を書きましょう」という原則と。

「1枚1事の原則」は、マインドマップの考え方と同じなのではないかと感じたのです。
一枚のノートにはひとつの事柄を。一本の枝にはひとつの単語を。
情報の組み合わせで新しいアイデアが生まれる。単語の組み合わせで新しいアイデアが生まれる。

これに気がついた瞬間、私のEvernoteに対する考え方が一気に変わるのを感じました。
そうか、Evernoteもマインドマップも同じなんだ!と。
あくまで中間生産物であり、最終的にアウトプット(結果)を出すことが必要である。という着地点も含めて、同じと言えると思ったのです。

Evernoteは倉庫ではなく、孵化を待つ場


1クリックで溢れるほどの情報を簡単に探し出せる昨今、「情報を知っている」ことではなく、「付加価値ある情報を生み出す」ことがさらに求められるようになる、ということが常々言われています。
Evernoteを、ただの情報の格納庫、倉庫だと考えてしまうと、「情報を知っている」場所を自分の頭からクラウドに移しただけになってしまい、結局は従来の「情報を知っている」の代替品でしかなくなってしまいます。

本書の中で、ノートブック運用事例として「孵化ノートブック・スタック」という名称のノートを作っているという例が挙げられています。
孵化とは「卵から新しい個体が脱出してくること」。言い換えれば、「Evernoteに格納された情報から、新しい情報を生み出すこと」と言えそうです。
Evernoteを「付加価値ある情報を生み出す」ために積極的に活用しようとすることで、ただの代替品ではない、新しいツールとしての位置づけが生まれるのかもしれません。

マインドマップも同じく、ただの箇条書きの代替品だと思ってしまっては、何の付加価値も生みません。
いかにマインドマップを用いて新しいものを生み出せるか?新しいことに気が付けるか?
そういった活用法が出来るようになることで、マインドマップを使うことに意味が出てくるのではないか、そう感じます。

そういった風にマインドマップへの思考応用も出来るという点で、「EVERNOTE超知的生産術」はマインドマッパーの方には是非一読をオススメしたい一冊です!
ここでは触れませんでしたが、具体的な知的生産方法についても書かれているので、Evernoteを抜きにしてもとても学びの多い本であると思います。
どんな内容が書かれているのかは、冒頭のマインドマップからなんとなく察していただいて、興味を持った方は是非実際の本を手にとってみてくださいね。

編集メモ


本の中で、「知的生産の技術」が度々出典として取り上げられています。タイトルは聞いたことがあれど未読だったので、今更ながらそちらも読もうと注文し、近日届く予定です。
知的生産の技術 (岩波新書)知的生産の技術 (岩波新書)
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また、本の中で智慧カードも取り上げられていました。智慧カードについてはブログだとこの辺りで取り上げていたり。→■マインドマップ×智慧カード=アイデア発想!
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勿論こちらもオススメです!具体的・実践的な内容で、運用の型を学べます。
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最近ぼんやりと考えていることがあります。
それは、「知っている」ということについて。
もっと言うと、「知らない」を知らない・「知らない」が解らないということについて、かもしれません。

情報過多なこの時代、何事も知っていることが多ければ多いほど良い、という風潮がありますが、果たしてそれが本当にいい面しか持ち合わせていないのか?ということです。
つまり、「知らない」ことにメリットがあるということも言えるのではないか?ということ。

「知らない」というアイデンティティ


「知らない」ということが、アイデンティティの一つであることもあると思うのです。
「都会で暮らしたことがない」
「新幹線に乗ったことがない」
「誰とも付き合ったことがない」
「携帯を持ったことがない」
まあ極端な例ですが、これらはある意味、デメリットな様で、メリットでもあるのではないかと。
なぜなら、「知らないという視点を純粋に持っている」からです。

そして世の中には、「知らない」目線が必要とされるシーンも意外と多いものです。
分かりやすい例だと、新商品開発時のモニターとかですかね。初めて触れた人がどう感じるか?という声は、触ったものが動いったものであるかを「知らない」と出てきません。

一度「知って」しまうと、どう頑張っても「知らない」ときの感覚に戻ることはできません。
振りは出来るでしょうが、それはあくまでも振りでしかなく、純粋な「知らない」ではありえません。

例えば、私はマインドマップを「知っている」わけですが、仕事上「知らない」人へ見せる想定の資料を作成することがとても多いのです。
その場合に、純粋に知らない視点が持てないことで、少なからずうーんと悩む場面も多い。

例えば、上司が部下に対して「何でこんなことも知らないのか」と思うのは、部下の「知らない」を知らないため。
知識が深まれば深まるほど、知らない人の心境から剥離して行きます。「どうしてこんなことが分からないのか、理解が出来ない」というやつですね。
これも、「知らない」が解らないが故の一種の弊害であると言えそうです。

「知らない」と「知っている」は表裏一体


「知っている者同士」からこそ生まれるコミュニケーションは一般的ですが、「知らない人同士」だからこそ存在しうるコミュニケーションというのもあります。
これを例に上げるのもいかがなものかと思いますが、ネットでよく見られる「リア充爆発しろ」。
これは明確な「リア充でない(リア充を知らない)人同士だからこそ成り立つコミュニケーション」。勿論ネタとして乗っかっている人も多いと思いますが。

と、これを例に上げて気が付きました。
むしろ、「知らない」ということは、「知らないということを”知っている”」という意味で、「知っている」を持っているのだと。
この状態で「知る」と、「知らないということを忘れてしまう」ということになり、「知った」はずが「忘れてしまう(知らない状態になる)」ということになってしまいます。

つまり、何かを知るということは、何かを忘れることでもあると言えそうです。
それを思うと、人間の「知る」のキャパシティは、生涯一律であるのかもしれません。
その意味を変えているだけで、あくまでも「知っている」「知らない」の量は一定。オセロの黒か白かを、パチンパチンとひっくり返している状態なのかもしれません。

「知らない」を捨てると、二度と「知らない」を得ることはできません。
何かを知るということには、そういう側面もあるのだと、少しだけ気に留めておくのも悪くないかもしれませんね。

とはいえ、やはりモノを知るということに貪欲になるのも事実でありまして。
「ああ、今知らない人の心境が欲しいよ~」という場合に応じて、自由自在に「知っている」と「知らない」を切り替えられる頭があればいいのになー、なんて思ったりするのでした。

編集メモ


思っていることをつらつらと書いてみました。
賢い人が書くと、もっと論理的で哲学的な話になるんでしょうが、個人的な「へぇ~」なネタなのでこれでいいのです。
「賢い人の視点を”知らない”」私が書いた文章というのに意味があるのですよ!と綺麗にオチをつけてみたり。

ちなみに記事冒頭の写真は、巣鴨地蔵通り商店街のキャラクターのすがもんです。可愛いのです、イチオシなのです。
そう、これを見てしまった「すがもんを知らなかった人」は、私に「すがもんというキャラクターを”知らない”」というオセロの石を「知っている」にひっくり返されてしまったのです。
もう「すがもんを知らない」には戻れないのですよ…というトラップでした(笑)。

しかし、ふと感じていることをtwitterで吐き出して、その後に膨らんでいくのが最近のパターンになってきています。
twitterは、アウトプットのカケラの詰め込み場としてはとても良いです。
場合によっては他者からのフィードバックが来るのが、自分だけで溜め込む場合との差ですね。その後押しが楽しいです。






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Evernote、一応使ってはいるものの、なかなか実用的に使えているとは言い難い…。
収集後の整理の基準や活用法など、Webで様々な記事を読みはすれど、それがなかなか実際に反映されていないのが現実でした。
どうしたものかなあと思っていたそんなさなか、BECKさんこと北真也さん(Hacks for Creative Life!)のEvernote本が出ると聞いたならば、それは買うしかないでしょう!

ということで、ざくざくとマインドマップでメモを取りながら読みました。
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Evernote活用法を、「本で読む」意味

Evernoteの基本的な使い方はばっさり省いて、「既にある程度Evernoteの使い方を理解している人向け」に書かれているため、私のような「Evernoteがどういうものかは理解しているんだけれど、活用しきれてないんだよね…」という方にはとてもおススメ!
実際の運用方法の例や、Webサービス・iphoneアプリなどとの連携方法など、とても詳しく書かれているため、出来るところから真似をしていこうという気になります。

こういうEvernote連携サービスについての情報は、Webを探せば見つけられる情報ではあるかもしれません。
しかしそれらが、著者の考え方と、「収集-整理-活用」のステップ説明を踏まえた上で一冊の本に集約されているというのは、とても意味のあることだと思います。
考え方の上に情報が載ることで、「なぜそのような運用方法をし、そのサービスを使っているのか」という背景を同時に理解でき、その背景を理解した上で自分の運用方法に取り入れ、応用していくことが可能になります。
メンタルモデルを理解する、というやつですね。その辺については、この本の書評記事でも散々書いておりますが、やはりとても重要なことだと思います。
 ■メンタルモデルをインストールする!「仕事をためこまない人になる5つの習慣」
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悩ましい点のひとつであるEvernoteの情報整理について、GTDの流れを取り入れて行うという手法はとてもいいと思いました。
情報の段階(inbox-Active-Archive-Output)に応じてノートブックを用意して、整理する。その情報の立ち位置が明確になれば、扱いに悩む時間も減りそうです。

多くの人が(そして私も)悩むであろう、ノートやタグの分類についても、考え方と実例が提示されているので、とても分かりやすく参考になります。
そして、ノートとタグをつけて終わり、ではなく。
Evernoteに収めた情報に対して、どのように検索を行って情報を取り出し、それを状況に応じて活かせる情報へと昇華させるのかという部分にまで言及されているのが素晴らしいです!
検索機能でここまで情報の活かし方に幅が出てくるのか~、と目からウロコです。

Evernoteに解はない

巻末には、シゴタノ!執筆陣の方々へのインタビューがあるのですが、こちらも少ないページ数ではありますがとても参考になります。
何故なら、「いかにEvernoteの使い方に、明確な解がないか」がよーく分かるので(笑)。
本当にバラバラで、しかし共通して言えるのは「自分の運用方法に明確な軸がある」ということ。恐らく運用していく中での変容はあるのでしょうが、それにしても都度の運用方法にはブレがないように思えました。

本書も、今この時点で挙げられる、ひとつの解でしかないかもしれません。Evernote自体の進化に伴って変わる部分も当然あり得る訳ですし。
けれども、そういった「今後どんどん進化する可能性がある」「使い方は自分次第でいかようにも出来る」ということも含めて、Evernoteというものなのだろうと感じます。



Evernoteの使い方に悩んでいる人は、手に取って損のない一冊だと思います。
Evernote自体は無料で使うことができるのです。活用して損はないので、Evernoteを触ったことのない人も、是非一度ダウンロードから初めてみてはいかがでしょうか?

編集メモ

インタビュー記事内にあった、倉下さんの「使用済みメモを「象の墓場」ノートブックに入れている」という一文から思いついてつぶやいたのがこれ↓。

でもこう、「ノートブックの名前にストーリー性を持たせる」のはありかもなあ、と考えたりした。「象の誕生日」「象の入学式」「象 結婚す」「象 じいじになる」「象 ここに眠る」くらいの。自分にしか分からん区分だwSat Feb 19 00:54:53 via HootSuite


ノートやタグ名に、機能的なだけではない名称を付ける発想はなかったので目からウロコでした。
ちなみに「象の墓場」という名称には 「象は死に場所を選んで死ぬため、死期が迫った象は自ら仲間が死んだ場所へと向かい、死んだ象が必然的にたくさん集まる場所ができる」という逸話があり、そこに行けば貴重な象牙をゲットできるという人間の夢物語」がベースにあるのだとご本人から教えてもらいました!なんだかロマンティックでいいですね♪





今まで何だかさっぱりよく分からず、敬遠していたFacebookなのですが。
まあ折角なので…と、少しずつ触ってみることにしました。
とりあえず、個人プロフィール(と言えばいいのか?)は、面識のある方に限ってお友達承認させて頂こうかと思っています。

別途、当ブログのFacebookページ(最近、ファンページという名称から変わったらしいですね)を作成してみましたので、よろしければどうぞFacebookされている方はチェックしてみてください~。

 ■Facebookページ:マインドマップ1年生plusライフハック!

何をすればいいのか正直全く分かっていないので、「こういうことをして欲しい!」などあれば、是非ご意見頂ければと思います♪
しかし本当、触っていても全く意味が分からず、頭の中をハテナが飛び交っています。twitterは簡単だったんですけれどね~。








「判断の遅延」って言葉、知っていますか?
いつもお世話になっている、アイデア創発の専門家、石井さんブログにもちらっと名前が上がっています。専門的な話で、私には難しくてちょっと理解し切れてませんがご紹介。
 ■判断遅延(批判禁止)と創造的退行。ガルシア=マルケスのブレストからの考察。: 石井力重の活動報告

ブレインストーミングのルールの一つ、「Defer Judgement」が「判断の遅延」。批判禁止とも訳されるそうです。ブレストのルールの話はこの辺りに。
 ■ブレスト、4つのルール: 石井力重の活動報告
この記事だと、「判断の遅延」について「ネガティブな判断を遅延しよう(批判をしないようにしよう)」と書かれてますね。

「判断の遅延」という言葉がキーフレーズとして飛び交う場にいる今日この頃、私なりに「判断の遅延」について考えてみました。

「判断の遅延」ってなんだろう?


「判断の遅延」の意味としては、先に書いたように「ネガティブな判断を遅延しよう(批判をしないようにしよう)」ということになるんですが、もう少し事例を挙げて掘り下げてみます。

新しいアイデア、発想、夢、目標。これらを、マインドマップ・智慧カード・その他諸々の手法を使って、もしくは自分の頭から生み出すとします。
ここではまず、マインドマップを使った例を挙げて話を進めますね。



マインドマップを書いている場合にたまに聞かれる声として、こんなものがあります。
「発想が広がらない、自分は発想が貧困なんだ…」
「マインドマップのどこに言葉を載せればいいのかが分からない!」
「単語で書くことが怖い。文章で書かないと心配になる」
 ※単語で書くことについては、マインドマップはなんで単語で言葉を載せるの?の記事を参考
これらは、多かれ少なかれ「判断の遅延が出来ていない」ことが影響を及ぼしているのではないかと思います。
そもそもこういった声は、いわゆる「思考の発散」段階で出て来がちです。
思考の発散とは、自分の思考を洗い出す段階。思い付きや考え、自分の頭の中をガシガシとマインドマップに書いて、思考を紙の上に載せていくステップのことです。

この「思考の発散」の段階の禁止事項は、ブレインストーミングの禁止事項と同じ。すなわち、「否定しない・批判しない」がルールです。
否定や批判をこの段階でしてしまうことはつまり、「発散して出てきた内容の是非・成否を、発散したその場で判断してしまう」ことに繋がります。実はこれには大きな問題があるのです。
それは、「発散時点でその内容の是非・成否を判断することで、その内容の可能性を見逃してしまう」ということ。

頭の中にあることを洗い出している段階で、その洗い出した結果が正しいのかそうでないのか?ということを判断してしまうのは、とても勿体無いことです。
もしかすると、後から出てきたものと組み合わせることが出来るかもしれない。出したその時には気がつかなかった視点を見い出せるかもしれない。
洗い出しきった後、洗いだした物全てを俯瞰して、全体的な関係性から「それはどのようなものか?」という判断をすべきだと思うのです。

すなわち、「洗い出しきった後に判断をする(ネガティブな判断は後で行う)」「発散時に批判をしない」ということが「判断の遅延」なわけですね。
「判断の先送り」と言うと分かりやすいかもしれません。

「判断の遅延」は何故出来ない?


さて、先に上げた声の3つ全てが「判断の遅延が出来ていないことが影響を及ぼしている」のは何故でしょうか。
これら3つは全て、発散段階で「正しいことを、適切な場所にしか書いてはいけない」と思ってしまう、つまり「発散時に判断を行ってしまう」ことが影響したために出てきてしまう声です。
おおまかに言うと、こんな感じでしょうか。
・発想が広がらない →発散段階で出した物が正しいかどうかを判断してしまう(正当性の判断)
・単語を書く位置に迷う →正しい場所を探し、そこに置こうとしてしまう(構造の判断)
・単語が怖い →文章を、後で正しく再現しないといけないと思ってしまう(再現レベルの判断)
これらで「判断の遅延」を行うと、こうなります。
・発想が広がらない →その内容が正しいかどうかを判断するのは後!
・単語を載せる位置に迷う →内容が出てきたことが大事、関係性を判断するのは後!
・単語が怖い →全く同じ文章を再現する必要はない、内容の概要が掴めればよし!
とにかく書くときは書くことに意識を向ける、集中する。
発散時にあれこれと判断しようとするから、文字を書く手が止まり、何を書けばいいか困り、自分の思考に自信が持てなくなる、わけです。

例をマインドマップで挙げていますが、これは勿論マインドマップに限った話ではないですね。
箇条書きだろうが、デジタル入力だろうが、会議の発言だろうが、「発散時に判断をしない」ことは重要です。

慣れないとどうしても、発散の段階で「これでいいのかな。これって合ってるの?こんなことを考えても仕方がないし…」と考えてしまいがちです。
これは何故かというと、よくある「人から批判されることへの恐怖」と合わせて、「整った情報でないとダメだという思い込み」がブレーキになっていることが多いのではないかと思います。
日本語として整っている文章で思考を整理しなければならない。思考は綺麗に構造化されて整理されていなければならない…。
でも、本当にそうでしょうか?

結果が出ればよし、と開き直ろう


最終的な結果・結論は、論理的な構造をしていて、内容が明確で、文章は読みやすく分かりやすく、正しい文法で書かれている必要があるかもしれません。
でも、それはあくまでも「結論段階」で求められるべきことであって、発散段階でそんなことをする必要は全くないと思っています。
発散とは、結論を導き出すためのヒントのカケラ作りのようなものです。カケラを磨き上げるのは、最後の最後でいいのです。
ある意味、判断の遅延が出来ない人は、とても几帳面で丁寧な人なのかもしれません。けれども、全てのことを一から十まで几帳面に行う必要はありません。

ご飯を炊くのに、お米を一粒ずつ研ぐ人はいませんし、一粒ずつ研がなかったことを責める人もいませんし、炊き上がったご飯を食べて「これは一粒ずつ研いだ米だ!」と分かる人もいないのです。求める結果は美味しいご飯が食べられることであって、米の研ぎ方ではありませんよね。

判断の遅延をするということは、もしかするととて抵抗を感じてしまう人もいるのかもしれません。
けれども、判断の遅延をする勇気を持つことで、思考の発散にストップを掛けない=思考にブーストを掛けることが可能になります
ブーストは、単純にスピードの話でもあるし、最終的な結論の質の向上でもあります。

どんな手法を使ったとしても、共通して言えることだと感じます。
まずはとにかく、思考を洗い出すことに注力する!判断は後!目のつくところにぺたっと付箋で「批判はしない」と貼って、意識できるようにしておくのもいいかもしれませんね。
いつも批判をしているなあ、判断しているなあ、と感じた方は、是非騙されたと思って、「判断の遅延」を意識してみるといいと思います!

思考法に関してはこんな本も。
考具 ―考えるための道具、持っていますか?考具 ―考えるための道具、持っていますか?
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編集メモ




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